Record Collectors Magazine, December 1996: Difference between revisions
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珠玉のデュオ、コステ口&ナイーヴ のライヴCDが米国で発売 大鷹俊一 | |||
アトラクションズとの再会の時 代を終え充電期突入が噂されるエ ルヴィス・コステロだが、彼らし いお楽しみを残してくれた。 | |||
ムァ回の来日でもひときわ深い感 動を残してくれた、アトラクショ ンズのピアニスト、スティーヴ・ ナイーヴとのデュオュセットがC D化されるのだ。もともとこのセ ット、今年の5月13日のLAを皮 切りに26日ニューョーク州のイー スト・ハンプトンまで約10カ所、 16回のショーを行なったもの。と いってもクラブ中心(ー・)、シーク レット・ギグも多く、現地でも聞 けた人はほんの一握りだった。 | |||
地元のラジオ局と連動した企画 だったようで各地で音が録られ、 一部がcD化され最初プロモーシ ョン用としてアメリカで配布され た。で、現物がようやく手元に揃 ったのでこれを書いているわけだ が、リストを見てわかるように都 市別に分けられた5枚で、なんと このままの形でn月末にアメリカ でリリースされるという。しかも 北米のみの限定発売となり、国内 盤ではばっちり詳細な解説でも、 と張り切っていたのだがガクッ。 | |||
で、内容だが、これが言わずも がなの素晴らしさ。あのライヴの 流れの中でも完全に遮断された世 界を作りバンド表現とは違う感情 をそびえ立たせたが、それがみご とに抽出され結晶化している。し かも約2時問聞くと(5枚全部ま とめて聞くとそれくらいになる)、 どこかでアトラクションズ固有の ビートがうねりとして伝わってく るところがミソ。 | |||
手元にあるものには特別なジャ ケツトはなく、紙パックにデータ が書かれたものが張られているだ けだが、正式に出るジャケットが どうなるかは不明。さらに表記さ れた曲目以外に、各cDに1曲(L A分は2曲)の隠しトラックがあ るのだが、それが収録されるかど うかもわからない。 | |||
アンコールでピート・トーマス までゲスト参加したものが入って たり、「ウォチング・ザ二Tィテク ティヴ」など聞き逃せないナンバ ーも入ってるので、ぜひこのまま で出してほしいところ。曲目にも 驚かされるが、単なる日替わりメ ニューじゃなく、その日の感情の 流れを反映する形でピックアップ されているのがわかる。シカゴと ボストンでの2ヴァージョンが収 録された「ロング・ハニムーン」 の、わずかだが静と動の好対照は 最大の聞きどころ。ピアノとギタ ーと歌、最小単位による最大の感 情表現という飽くなきチャレンジ 精神が堪能できる好企画だ。 | |||
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